現在居住中の不動産を売却する場合のメリットとデメリット
2017/01/27
不動産を売却する際には、その不動産からすぐに退去が必要と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、不動産を売却するのであれば、空家や空室にしておくほうが売却をしやすいという意見が多いです。
しかし、実際には多くの方が居住中に不動産を売却しております。
やはり、空家や空室のほうが売却をしやすいといっても、居住中のものが確実に売却で不利となる訳ではありません。
そのため、居住中でも空家、空室でも、どちらかのほうが確実に有利になるとは言い切れません。
どうしても、それぞれの場合で購入希望者の方が受ける印象や、売却時のメリットとデメリットも異なります。
もちろん、どちらかでなければいけない場合には仕方がありませんが、そうでなければ上記のことを考慮した上でどちらの状態で売却をするかを決めてもいいかもしれません。
今回の記事では、現在居住中の不動産を売却する場合のメリットとデメリットなどについて記載をしておりますので、こういった点でお悩みの方は是非参考にしてください。
それでは、まず居住中の不動産の売却についてご説明致します。
この項目では、主になぜ居住中でも売却ができるのかという理由について記載しております。
やはり、中には居住中に売却ができることに疑問を抱いている方もいらっしゃるかと思いますので、そういった疑問をお抱えの方はこちらからご覧ください。
目次
居住中の不動産の売却について
不動産を売却するのであれば、当然にその不動産は1つの商品となります。
そうなりますと、どうしても居住中の不動産は、売却ができるのか疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、1つの商品であるのであれば、売却を始めた時点で売主の方は立ち退かないといけないとも考えられます。
しかし、実際には居住中に不動産を売却することは可能です。
このようになっているのには、当然に幾つかの理由が存在をします。
下記の項目にて、居住中に売却が可能な理由について記載をしておりますので、この点に疑問をお抱えの方はまずこちらからご覧ください。
また、居住中に売却をしたいけれど抵抗がある、という方もまずはこちらをご覧ください。
居住中に売却ができる理由
不動産を売却する理由やその時の状況などは、それぞれの売主の方で異なります。
そのため、不動産を売却する際には、全ての方がすぐにその不動産から退去をできる訳ではありません。
やはり、そのような場合は、居住中に不動産を売却したいとお考えになる方も多くいらっしゃいます。
この時、気になるのが居住中であっても、不動産は売却をできるのかという点です。
結論から申しますと、居住中であってもその不動産を売却することはできます。
これは、マンションなどにも同様のことがいえ、わざわざ空室にしなくても売却をすることができます。
やはり、不動産を売却する際には、「買い換え」により売却をする方が多いです。
このような場合では、居住中に売却をするほうが都合のいい場合もあります。
どうしても、売却をする不動産には残債があることもあり、そのような場合はすぐにその不動産から立ち退くということが難しいです。
また、不動産の売却中に新居を建築している場合なども、建築ができるまで他の場所に居住をするのは無駄な出費となります。
これらのような状況に置かれているのであれば、多くの場合居住をしながら売却をするほうが都合もいいです。
やはり、退去ができない状況下にあるのに、居住中に不動産を売却できないのは非常に面倒です。
実際、色々な理由から、居住中に不動産を売却する方は多くいらっしゃいます。
これは、一戸建てであってもマンションの一室であっても変わりません。
ですので、退去をしてからの売却が難しいようでしたら、無理に空家や空室にしてから売却をする必要はありません。
以上が、居住中の不動産の売却についてとなります。
このように、居住中の不動産であっても、売却をすることは可能です。
そのため、どうしても居住中に売却をする必要がある場合は、そのまま売却を行うことができます。
万が一、どちらの状態でも売却が可能な方は、それぞれの場合のメリット、デメリットなどを踏まえてどちらの状態で売却をするのかを決定してもいいかもしれません。
もちろん、どちらかが確実に有利とは言い切れませんが、不動産の種類や状況によってはどちらかのほうが確実に有利となることがあります。
また、購入希望者の方の考え方によっても、どちらかが不利となることがあります。
そのため、今度は居住中や空家、空室の場合のメリットとデメリットについてご説明致します。
まだどちらを選択するのかお決まりでない方は、これらを踏まえてお考えください。
それでは、まず居住中の中古物件の場合のメリットとデメリットからご紹介致します。
居住中の中古物件について
居住中の中古物件を売却する場合、当然にメリットとデメリットが存在をします。
そのため、どちらを選択するのかまだお考えの方は、メリットとデメリットを比較してから今後の方針を決定してください。
やはり、比較をしてみてあまりメリットが感じられないようであれば、空家や空室にしたほうが売却を行いやすいかもしれません。
その場合は、空家や空室にした場合のメリットとデメリットも踏まえた上でよくご検討ください。
それでは、まず居住中に売却する7つのメリットについてご説明致します。
居住中に売却する7つのメリット
居住中の不動産を売却する場合は、どうしてもご自身が居住をしている状態で売却することになります。
そうなりますと、売却が困難になるとお考えになる方もいらっしゃるようですが、実際には幾つものメリットも存在をします。
そのため、メリットのほうが大きいと感じられた場合は、居住中に売却をすることを視野に入れてみてもいいかもしれません。
この場合のメリットは主に7つありますので、デメリットと併せてご確認ください。
- 居住中であるため、内覧時に直接購入希望者の方が売主の方に質問できる。
- やはり、居住中の不動産であれば、内覧時には売主の方、もしくは、売主の方の代理の方もそこに立ち会います(貴重品などもありますので、どうしてもそのようになることが多いです)。
- そのため、購入希望者の方は気になる点があった場合、すぐに売主の方に質問をすることができます。
- どうしても、不動産は高い買い物となりますので、多くの方は購入時に適当には選びません。
- 売主の方に直接質問をできるのであれば、不動産自体のことや交通機関、ご近所のことなど、こういったことをまとめてその場で確認することが可能です。
- 不動産は不安を残して購入をしない方が殆どですので、ここは居住中に売却をする大きなメリットとなります。
- ただし、購入希望者の方の中には、売主の方が内覧に立ち会うことを望まない方もいらっしゃいます。
- そのため、そういった方にとっては、必ず内覧時に立ち会うというのはあまりメリットとならないかもしれません。
- 内覧に立ち会うことができるため、不動産の印象などをすぐに知ることができる。
- 不動産を売却する際には、きちんと不動産のことについて把握をしておくことが大切です。
- そのため、購入希望者の方から見た不動産の印象というのは非常に大切で、内覧時に立ち会うことで、ご自身の不動産の印象を知る機会が増えます。
- やはり、多くの購入希望者の方が気にかける点があり、更にそれが改善をできるのであれば、すぐに見直すこともできます。
- 特に、長期間売れない不動産であれば、ここが重要となるかもしれません。
- どのような方から関心を得ているのか、知ることができる。
- やはり、内覧をお申し込みになる方は、その不動産に関心のある方が殆どです。
- そのため、不動産の内覧に立ち会うことで、どのような方がその不動産に関心をお持ちなのか知ることができます。
- ここをご存知であれば、宣伝をする点なども異なりますので、こちらも重要な点となります。
- 空家や空室よりも、場合によっては見栄えをよくできる。
- やはり、どのような不動産であっても、使用をしていれば傷や汚れができるものです。
- 特に、家具を置いていた場所には、殆どの場合目立つ跡が付いてしまいます。
- こういった傷や汚れは、むしろ空家や空室のほうが目立ってしまう場合があります。
- そのため、場合によっては居住中に売却をしたほうが、不動産の見栄えがよくなります。
- 家具の配置などを購入希望者の方が参考にすることができる。
- 購入希望者の方の中には、ご自身の生活イメージを既にお持ちの方がいらっしゃいます。
- そういった方は、ご自身が置きたいと思っている家具などを想像しながら、イメージに当てはめていきます。
- やはり、その場合に同じような大きさの家具や生活用品が置かれていれば、購入希望者の方もご自身のイメージを膨らませやすいです。
- そういった方には、居住中で家具などを設置しているほうが有利となる場合があります。
- しかし、ある程度ご自身でイメージをしている方の中にも、反対に居住中であるためにイメージがし辛くなってしまう方もいらっしゃいます。
- そのため、これは確実なメリットとなる訳ではないという点にご注意ください。
- 売主の方と購入希望者の方が直接会うため、お互いの人柄を知ることができる。
- どうしても、不動産を売買する際には、相手の方の人柄が気になってしまうものです。
- やはり、相手の方をあまりご存知ない状態で売買をすることは、多くの方が不安に思ってしまいます。
- 居住中の不動産であれば、お互いが接する機会も多くなりますので、そういった心配がある場合にはメリットが大きいです。
- また、不動産売買は売主の方と購入希望者の方の相性が、直接契約に結び付く場合もあります。
- そういった点が気にならない方に対してはあまりメリットではありませんが、こういった面でのメリットもあります。
- 居住をしているほうが、室内の劣化を防ぐことができる。
- やはり、居住中に不動産を売却するのであれば、まだ不動産を使用している状態です。
- そのため、空家や空室の場合と比べて、室内が傷み辛いというメリットがあります。
- やはり、居住中であれば窓を開けたり、毎日掃除をしたり、それなりにメンテナンスを行うことができます。
- どうしても、空家や空室の場合ではその頻度が落ちてしまいますので、室内にカビができたり、空家や空室独特の臭いがこもったりしてしまうことがあります。
これらが、居住中に売却をするメリットとなります。
やはり、居住中であるため、それにちなんだメリットが目立ちます。
特に、上記の「1」、「2」、「3」の項目は、ご自身で積極的に売却活動を行いたいという方には大きなメリットとなります。
時折、悪質な不動産会社に依頼をしてしまう場合がありますが、上記のメリットはその対策にも繋がります。
やはり、ご自身で内覧時に購入希望者の方と接することが多いため、売主の方もきちんと状況を把握しやすくなります。
こうなりますと、悪質な不動産会社に依頼をしても対策をしやすいです。
もちろん、売却活動の殆どを不動産会社の方にお願いする予定で、優良な不動産会社に依頼をできるのであれば、ここは殆どメリットとはなりません。
そのため、上記の点がメリットになるかどうかは、ご自身の売却方針が大きく関わっているという点にもご注意ください。
以上が、居住中に売却する7つのメリットについてとなります。
それでは、次は居住中に売却する6つのデメリットについてご説明致します。
居住中に売却する6つのデメリット
居住中の不動産を売却する場合は、どうしてもご自身が居住をしている状態で売却することになります。
そうなりますと、当然にその影響により、デメリットも幾つか存在をします。
この場合のデメリットは主に6つありますので、メリットと併せてこちらもご確認ください。
- 不動産会社の方が売却活動を行い辛くなり、内覧の予定を決める際にも苦労をする場合がある。
- やはり、居住中に売却をするのであれば、売主の方の都合が売却活動に大きく関わります。
- 購入希望者の方からお問い合わせや内覧のお申込みがあった場合も、不動産会社の方は売主の方の予定を確認してからでないと返答をすることはできません。
- こういった理由などから、不動産会社の方の売却活動が制限をされ、内覧も売主の方の予定が大きく関わります。
- その際に、スムーズにお互いの予定が合えばいいのですが、そうでなければ日程の調整などに苦労をする場合があります。
- これでは、購入希望者の方も面倒に感じられる方がいらっしゃいます。
- 更に、これは売却ができるまで続きますので、売主の方にも負担があります。
- 家具や生活用品がある影響で、狭く感じられる場合がある。
- どうしても、居住中に不動産を売却するのであれば、家具や生活用品を置いた状態で売却活動を行います。
- この影響により、物が多い場合や家具や生活用品の置き方によっては、実際よりも室内が狭く見えてしまうことがあります。
- やはり、空家や空室にする場合と比べると、そういった傾向が強いため注意が必要です。
- 居住中であるため、細かい部分まで見られない場合がある。
- どうしても、居住中の不動産は、売主の方がまだ生活を行っております。
- やはり、そうなりますと内覧時に気をお遣いになる購入希望者の方もいらっしゃいます。
- 特に、クローゼットなどのような収納スペースは、内覧時に確認をしたいという方が多いです。
- しかし、他の方が使用中のクローゼットなどの収納スペースは、購入希望者の方からすれば確認をし辛い点となります。
- 中には、遠慮をしてしまい、その影響で他の不動産へと購入意欲が向いてしまうこともあります。
- また、クローゼットなどの収納スペース以前に、購入希望者の方の中には、売主の方が生活をしている空間をあまりじっくりと見学してはいけないと気をお遣いになる方もいらっしゃいます。
- やはり、居住中であれば不動産自体を隅々まで見学し辛いこともあります。
- どうしても、多くの方はきちんと見学ができない不動産は購入を控えますので、そういった点でも不利となります。
- いくら売主の方が見学をできる雰囲気を作っていても、そのようにできない方もいらっしゃいますので注意が必要です。
- 居住中というだけで、購入の候補から外れてしまう場合がある。
- やはり、上記などの理由から、居住中というだけで購入の候補から外れてしまう場合もあります。
- どうしても、居住中の不動産は、購入希望者の方にも制限がかかります。
- そういった制限が苦手である方は、居住中の不動産の購入を控える傾向があります。
- 居住中であるため、すぐに居住ができないと思われたり、ご自身の生活イメージをし辛くなったりする場合がある。
- 居住中の不動産は、どうしてもその売主の方が使用をしているという印象が強まります。
- そのため、購入希望者の方はご自身の生活イメージをし辛くなり、更に売主の方が居住をしている影響ですぐに居住ができないと思われてしまう場合があります。
- もちろん、メリットでも触れておりますように、実際の家具の配置などは参考になる場合もあります。
- そのため、こちらも確実なデメリットとはならないという点にご注意ください。
- 居住中に売却をしているため、常に売主の方も不動産の扱いに気を付ける必要がある。
- こちらは、主に売主の方視点でのデメリットですが、やはり居住中に売却をするのであれば、それなりに意識が必要な点も増えてしまいます。
- 当然に、売却前よりも不動産の扱いに気を付け、より日頃から清掃や整理整頓を意識しなければいけません。
- 例えば、料理などをしている際に、周辺の壁紙などに目立つ汚れや強い臭いが付いてしまいますと、すぐに内覧の予定がある場合は対処をできないこともあります。
- これでは、購入希望者の方から好印象は得辛いです。
- そのため、日頃から不動産の扱いに気を付ける必要があります。
これらが、居住中に売却をするデメリットとなります。
やはり、居住中であるため、それにちなんだデメリットが目立ちます。
どうしても、完全に対策をすることが難しいデメリットもありますので、売却時にはそれなりに工夫をする必要があるかもしれません。
主に、売主の方の対応次第であるものも多いため、売却前から計画を立てることも大切です。
以上が、居住中に売却する6つのデメリットについてとなります。
居住中の中古物件の場合には、これらのメリットとデメリットがあります。
そのため、居住中に売却をする場合には、これらの点を意識しておいてください。
これで、居住中の中古物件の場合のメリットとデメリットの項目は全て終了です。
それでは、今度は空家や空室の中古物件の場合のメリットとデメリットについてご説明致します。
空家や空室の中古物件について
空家や空室の中古物件を売却する場合は、こちらも当然にメリットとデメリットが存在をします。
やはり、一般的には空家や空室のほうが有利という意見が多いですが、大切なのはご自身のスタイルに合っているほうを選択することです。
そのため、空家や空室のほうが、どなたにとっても有利になるとは限りません。
ですので、メリットとデメリットを比較してみて、ご自身に有利となるほうを選択してみてください。
それでは、まず空家や空室で売却する8つのメリットについてご説明致します。
空家や空室で売却する8つのメリット
空家や空室の不動産を売却する場合、売主の方が既に他の場所に引越しをした状態で売却することになります。
やはり、空家や空室で売却をするほうが、居住中よりもメリットが多いように感じられます。
確かに、早期売却を行いやすいのは、こちらであるという意見が多いです。
しかし、実際には売主の方の売却方針なども大きく関係をしますので、一概にそうであるとは言い切れません。
そのため、こちらの場合もメリットのほうが大きいと感じられた場合は、空家や空室で売却をすることを視野に入れてみてもいいかもしれません。
この場合のメリットは主に8つありますので、デメリットと併せてご確認ください。
- 売主の方に合わせなくても、不動産会社の方が売却活動を行え、好きな日程に内覧をすることができる。
- 空家や空室の不動産は、既に売主の方が退去をしている状態です。
- そのため、売主の方に合わせなくても、不動産会社の方は売却活動を行え、更に内覧も好きな日程に行うことができます(必ず売主の方が内覧に立ち会う場合は除きます)。
- これは、購入希望者の方にとっても不動産会社の方にとっても面倒がなくなります。
- もちろん、売主の方の負担も減りますので、そういった面でのメリットもあります。
- 家具などがないため、不動産を広く見せることができる。
- 居住をしている不動産を空家や空室にしてから売却をするのであれば、家具などを新しい住居に移動、もしくは、処分することが多いです。
- そうしますと、大きくスペースが空きますので、その影響で室内が広く見えます。
- やはり、同じ不動産でも広く見えるほうが好印象であることが多いため、これはメリットであるといえます。
- 不動産を広く見せたい場合などは、特に大きなメリットとなるかもしれません。
- 購入希望者の方が、売主の方に気を回さずに内覧をできる。
- どうしても、居住中の不動産は、内覧をし辛いというデメリットがあります。
- そのため、空家や空室の場合は、そういったデメリットが一切なくなります。
- やはり、その不動産は既に誰も居住をしておりませんので、気負いなく細かく色々な場所を確認することができます。
- 居住中では確認をし辛い場所も、空家や空室の場合では心置きなく確認が可能です。
- 内覧をしっかりとすることができれば、それだけで成約率も高まります。
- 多くの購入希望者の方から関心を得ることができる。
- 購入希望者の方の中には、居住中というだけでその不動産に関心を抱かない方もいらっしゃいます。
- そのため、不動産が空家や空室である場合は、多くの方から関心を得られる可能性が高いです。
- やはり、多くの方から関心を得られるのであれば、その分だけ早期売却や高額の売却に繋がる可能性も高まります。
- 他の家具などがないため、購入希望者の方が実際に居住をした場合のイメージを想像することができる。
- 空家や空室にした場合は、他の家具や生活用品が全くない状態であることが多いです。
- そのため、購入希望者の方がご自身の生活のイメージなどをしやすくなります。
- ただし、こちらは購入希望者の方の考え方によって、デメリットとなることもあります。
- やはり、中には実際に家具などが置いてあるほうが、イメージをしやすいという方もいらっしゃいます。
- そのため、必ずこちらがメリットとなる訳ではないという点にはご注意ください。
- 売主の方はもうその不動産を使用していないため、生活によって新しい傷や汚れが付くという心配をなくすことができる。
- 居住中に不動産を売却するのであれば、常に不動産の扱いに注意をする必要があります。
- 空家や空室にしてから売却をするのであれば、もうその不動産には居住をしておりません。
- そのため、居住中とは違い不動産の扱いに注意をする必要がなくなり、売主の方の負担が減ります。
- もちろん、全くこの点が苦にならない方に対しては、あまり大きなメリットとはならないかもしれません。
- 場合によっては、購入希望者の方の購入意欲に大きな影響がある。
- 空家や空室の不動産は、居住中の不動産に比べて購入希望者の方の購入意欲にも影響があることがあります。
- 空家や空室にして売却をする場合は、居住中のものよりも関心を抱く方が多くなります。
- どうしても、そうなりますと購入希望者の方に他の方が購入をするかもしれない、という焦りが生じやすくなります。
- やはり、居住中の不動産よりも空家や空室の不動産を見たほうがそういった気持ちが強くなるようですので、ここも大きなメリットです。
- 大規模なリフォームなども行うことができる。
- どうしても、不動産は劣化をするものですので、ある程度期間の経っているものは手を加えずに新築同様の状態で売り出すことは困難です。
- 中には、大規模なリフォームが必要となる不動産もあり、そういったものはそのままの状態ではあまり好印象を持たれません。
- 居住中であれば大規模なリフォームは困難となる場合がありますが、空家や空室であれば居住中の場合よりもリフォームが行いやすいというメリットがあります。
これらが、空家や空室で売却をするメリットとなります。
やはり、空家や空室であるため、それにちなんだメリットが目立ちます。
もちろん、このメリットもどなたでも実感ができる訳ではありませんので、その点にはご注意ください。
以上が、空家や空室で売却する8つのメリットについてとなります。
それでは、次は空家や空室で売却する6つのデメリットについてご説明致します。
空家や空室で売却する6つのデメリット
空家や空室の不動産を売却する場合は、多くの場合ご自身が既に他の場所に引越しをした状態で売却することになります。
この場合にもデメリットが存在をしますので、こちらが目立つようでしたら注意が必要です。
やはり、大切なのはご自身に有利なほうを選択することです。
そのため、実際に行動をする前に、よくメリットとデメリットを比較しておく必要があります。
この場合のデメリットは主に6つありますので、メリットと併せてご確認ください。
- 売主の方に、購入希望者の方が直接質問をすることができない場合がある。
- 居住中の不動産であれば、基本的には内覧時に売主の方や代理の方が立ち会うことになります。
- 空家や空室の場合は、内覧に立ち会うか立ち会わないかは売主の方次第です。
- やはり、この時内覧に立ち会わないのでは、購入希望者の方が売主の方に直接気になる点を質問することができません。
- そのため、購入希望者の方は気になる点があっても、的確な情報を知ることができない場合があります。
- しかし、売主の方が内覧に立ち会わないというのは、デメリットばかりではありません。
- 購入希望者の方の中には、正直売主の方が内覧に立ち会って欲しくないという方もいらっしゃいます。
- そういった方に対しては、むしろ内覧に立ち会うほうが大きなデメリットとなってしまいます。
- ですので、このデメリットを解決するために内覧に立ち会う場合は、それなりに工夫をしてください。
- どうしても、購入希望者の方は内覧時に、ずっと売主の方に見られていては見学がし辛いという方もいらっしゃいます。
- こういった時には、内覧時には時間を決めて売主の方は他の場所で時間を潰し、一定時間が経った後に合流をして購入希望者の方の質問に返答するという対策が有効な場合もあります。
- このように、こちらのデメリットは対策もできますが、その際にもしっかりと工夫をする必要があります。
- 依頼をした不動産会社によっては、有利に売却をできない場合がある。
- 空家や空室の不動産を売却する場合は、内覧を不動産会社の方にお任せする機会が増えます。
- そうなりますと、やはり大切になってくるのが、相性のいい不動産会社に依頼をするということです。
- どうしても、相性の悪い不動産会社と契約をしてしまいますと、売却をする上で不利となる可能性が高くなります。
- 中には、全く積極的にご協力くださらない不動産会社もあり、それでは売却ができない原因にもなります。
- また、不動産を売却する際には、できる限り多くの情報を収集する必要があります。
- 不動産の問題点やどのような方から関心を得ているのかは、内覧時に知ることができます。
- それなのに、あまり相性の良くない不動産会社と契約をしてしまいますと、しっかりと情報を収集することも難しくなります。
- 居住中の不動産よりも、場合によって傷や汚れなどが目立つ場合がある。
- やはり、空家や空室の不動産は、多くの場合家具や生活用品などがない状態です。
- このような状態では、当然に傷や汚れなどが見えやすい状態となってしまいます。
- 特に、家具を置いていた場所には、傷や目立つ跡が付いてしまっていることが多いです。
- こういった傷や汚れは、空家や空室にした場合は隠すことができません。
- そのため、場合によっては空家や空室のほうが傷や汚れが目立ってしまいます。
- 購入希望者の方が家具などの配置をイメージし辛くなる場合がある。
- 空家や空室にした場合、不動産内には家具などが置いていない状態での売却となります。
- このような状態では、購入希望者の方が家具の配置などのイメージをし辛くなる場合があります。
- やはり、実際に家具などが置かれているのであれば、実際にその大きさの家具を配置した場合のイメージを膨らませやすくなります。
- 更に、配置をしてある家具が購入希望者の方のイメージと似ているものであれば、実際に購入希望者の方のイメージがその場で再現をされているような状態です。
- そのため、上記のような場合では、空家や空室にしたほうが不利となることがあります。
- しかし、購入希望者の方の中には、空家や空室のほうがご自身の生活イメージをしやすいという方もいらっしゃいます。
- そのため、これは確実なデメリットとなる訳ではないという点にご注意ください。
- 売主の方と購入希望者の方が直接会わないことがあるため、人柄などを確認できない場合がある。
- どうしても、不動産を売買する際には、相手の方の人柄が気になってしまうものです。
- やはり、相手の方をあまり知らない状態で売買をすることは、多くの方が不安に思ってしまいます。
- 空家や空室の場合は、売主の方が内覧に立ち会わないこともあります。
- そのため、お互いのことを知る機会が少なく、そういった心配がある場合にはデメリットが大きいです。
- また、不動産売買は売主の方と購入希望者の方の相性が、直接契約に結び付く場合もあります。
- そういった点が気にならない方に対してはあまりデメリットではありませんが、この点にもご注意ください。
- 空家や空室のほうが、室内が傷みやすくなってしまう。
- やはり、空家や空室であれば、毎日定期的に室内をメンテナンスしないことも多いです。
- そのため、換気や通水の頻度が下がり、カーテンもないため一部に直射日光が当たり続けてしまいます。
- こうなりますと、室内にカビが生え、空家や空室独特の臭いがこもる原因になります。
- 更に、長い間直射日光が当たることにより、壁紙などが変色をする可能性もあります。
- こういった理由から、空家や空室の場合は、室内が傷みやすくなります。
- やはり、多くの購入希望者の方は、傷んだ室内を見て好感を覚えません。
これらが、空家や空室で売却をするデメリットとなります。
やはり、空家や空室であるため、それにちなんだデメリットが目立ちます。
どうしても、空家や空室にする場合も、ご自身の売却活動の方針によって大きくデメリットが変わります。
売主の方の売却活動が積極的でない場合は、よく不動産会社の方と話し合いをすることが大切です。
以上が、空家や空室で売却する6つのデメリットについてとなります。
空家や空室の中古物件の場合には、これらのメリットとデメリットがあります。
そのため、空家や空室にしてから売却をする場合には、これらの点を意識しておいてください。
これで、空家や空室の中古物件の場合のメリットとデメリットの項目は全て終了です。
それでは、今度はこれらのことを踏まえまして、それぞれの場合のデメリットの解決方法ついてご説明致します。
やはり、デメリットはどれだけ対策をするかが重要となります。
どうしても、それが直接売却のしやすさに繋がることもありますので、できるものは対策をすることが望ましいです。
まずは、居住中のデメリットの解決方法についてご説明致しますので、是非参考にしてください。
居住中のデメリットの解決方法
居住中の不動産を売却した場合は、合計で6つのデメリットがあります。
そのため、居住中に売却をする場合は、この6つのデメリットについての解決方法を考えておく必要があります。
この項目では、主にこれらの解決方法について触れておりますので、一例として参考にしてください。
なお、この場合の解決策方法は、下記の4つとなっております。
(下記は、「居住中に売却する6つのデメリット」の項目の内容に沿っておりますが、「居住中というだけで、購入の候補から外れてしまう場合がある」につきましてはそうでない方を探す以外に解決方法はなく、「居住中に売却をしているため、常に売主の方も不動産の扱いに気を付ける必要がある」につきましては下記の「生活感を出さないようにすること」と共通をしている点があり、更に確実な解決方法は気を付ける以外にありませんので、デメリットの解決方法は合計で4つとなります)
それでは、居住中に売却をする場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
まず、居住中に売却をする場合には、極力制限はなくすようにすることが大切です。
なお、こちらは「不動産会社の方が売却活動を行い辛くなり、内覧の予定を決める際にも苦労をする場合がある」というデメリットの解決方法となります。
極力制限はなくすようにすること
不動産を居住中に売却する場合は、当然に多くの事情が絡んでしまいます。
どうしても、その影響により、売却活動などに制限がかかってしまうことがあります。
やはり、居住をしているため内覧の日程を決める際にも影響が出てしまいますし、チラシもご近所には配って欲しくないということもあります。
こうなってしまいますと、不動産会社の方は売却活動を行い辛くなり、内覧の予定を決める際にも苦労をする可能性が高まります。
これは、居住中に売却をするデメリットの1つです。
そのため、できる限りこういった制限をなくすように工夫をする必要があります。
まず内覧時の対策ですが、できる限りは不動産会社の方と話し合う機会を作り、購入希望者の方の内覧のお申し込みなどに制限をしないようにすることが大切です。
やはり、居住中だからといって、内覧時に売主の方がご自身のご都合ばかりを優先してしまいますと、売却が長引く原因となります。
当然に、お忙しい方や売却活動を制限せざるを得ない方もいらっしゃるかと思いますが、そういった場合でもできる限りの対策が必要です。
例えば、どうしてもご自身が内覧時などに対応をできない場合には、親族の方と話し合いをしてその方に代理をお願いするというのも1つの手段です。
やはり、お1人で対応をしようとするよりも、複数人の方で対応をするほうが負担も少なくなります。
もちろん、ご夫婦で共働きでない場合は、その不動産に滞在する時間の多い方(家事をご担当されている方など)が対応をされる場合が多いです。
しかし、共働きの場合などでお2人共が家にいないことが多いのでは、中々購入希望者の方のご要望にお応えできないことがあります。
そういった時には、信頼のできる方に立ち会いをお願いすることで、より内覧に予定を合わせやすくなります。
これで、このデメリットは大きく改善をされる場合もあります。
もちろん、この際には代理の方も、不動産のことについてよく把握をしておくほうが無難です。
やはり、購入希望者の方のご質問に答えられないのでは、結果的に立ち会いをしてもあまり意味がありません。
そのため、こういった対策をとる場合には、きちんと代理の方も様々な面で対応ができるようにしておくことが大切です。
内覧時には、このような対策をしてデメリットを解消してみてください。
次に広告の制限などに関する対策ですが、これは主にご近所の方に売却中であると知られたくないというのが原因です。
そのため、こういった理由であれば、チラシを配る地域の制限をなくすということは困難です。
ですので、こういった場合にはできる限り制限の範囲を広げないようにすることが大切です。
どうしても、制限をする地域の範囲によっては、数百人の方にチラシを配らないということにもなりえます。
これでは、その分の機会を逃してしまっていることになります。
実際に、ご自身が住んでいる場所からさほど遠くない場所の不動産を購入して、新しい生活を始められる方もいらっしゃいます。
そのため、事情がある場合は仕方がありませんが、そうでなければ下手に制限を広げないように注意が必要です。
このように、居住中に売却をするのであれば、極力制限はなくすようにすることが大切となります。
やはり、せっかくの機会を逃したり、無意味に制限を広げたりすることは、売却をする上で大きな障害となります。
ですので、きちんとこれらの対策を考えるようにしましょう。
それでは、次の居住中に売却する場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
居住中に売却をする場合には、次に広く見せる工夫をすることが大切です。
なお、こちらは「家具や生活用品がある影響で、狭く感じられる場合がある」というデメリットの解決方法となります。
広く見せる工夫をすること
居住中に不動産を売却する場合は、不動産に家具や生活用品が置いてある状態です。
どうしても、その影響により、不動産の本当の広さが判別をできないことがあります。
やはり、不動産を買い換えるために居住中に売却をする際には、必要な家具などを処分することはできません。
こうなってしまいますと、置いてある家具などの影響によって、部屋が狭く見えてしまう可能性があります。
これは、居住中に売却をするデメリットの1つです。
そのため、できる限り部屋を狭く見せないように工夫をする必要があります。
部屋を広く見せるための対策ですが、できる限り余分な物は置かないようにすることが大切です。
やはり、不必要な物があるだけで、その分部屋が狭く見えてしまうことになります。
ですので、そういった物は売却をする不動産から移動、もしくは、処分をするほうがいいかもしれません。
こうすることで、不必要な物がなくなり、その分室内が広く感じられるようになります。
もちろん、不必要な物を移動させる時には、できる限りその不動産自体から移動をさせるほうが効果的です。
やはり、同じ不動産内で置き場所を変えるだけでは、結果的にその分他のスペースを圧迫することになりますので、あまり効果的とならないことが多いです。
そのため、不必要な物がある場合には、この点を意識して対策を行ってみてください。
万が一、物の移動や処分が難しいようでしたら、家具の配置を変更するなどして広く見せる工夫をすることが大切です。
やはり、いくら物が多くても、配置が変われば随分と印象が異なることもあります。
例えば、家具などで遮られず、部屋の入口から部屋の奥までを見渡せるようにするだけで随分と印象を変えられます。
これは、インテリアのテクニックの1つなのですが、上記のように「抜け感」のあるレイアウトにするだけで、部屋を広くおしゃれに見せられます。
そのため、万が一部屋の入口から室内を見渡してみて、奥までを見渡すことが困難である場合は、配置を変更してもいいかもしれません。
(部屋の入口から奥までを遮るような大きな家具は、視界を遮らない位置に置くようにするなどの対策です)
更に、その際には家具を点々と配置するのではなく、できる限りは床面積が広く見えるように配置をすることが大切です。
同じ家具などを配置する場合でも、配置によっては床面積に違いがあるように見せることができます。
そのため、ソファは壁に沿って一辺に並べ、大きな家具は目に付き辛い場所に配置をするなどの工夫が必要です。
もちろん、状況によって効果的な配置は異なりますので、家具の移動が必要な場合には一度移動をさせる前によくお考えになってから実際に行動をしてください。
このように、居住中に売却をするのであれば、広く見せる工夫をすることが大切となります。
やはり、不動産を売却する際には、その不動産の魅力をきちんと伝えることが大切です。
どうしても、実際の不動産に問題があれば、いくら口で利点をアピールしても上手く伝わり辛いです。
ですので、不動産を売却する際には、見ただけでも十分に魅力が伝わるように工夫をしましょう。
それでは、次の居住中に売却する場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
居住中に売却をする場合には、次に購入希望者の方に気を遣わせない工夫をすることが大切です。
なお、こちらは「居住中であるため、細かい部分まで見られない場合がある」というデメリットの解決方法となります。
気を遣わせない工夫をすること
居住中に不動産を売却しますと、当然に内覧時には売主の方がまだその不動産に居住をしている状態です。
どうしても、その影響により、内覧時にそれが障害となってしまうことがあります。
やはり、売主の方の私物が不動産内に多く置いてある状態ですので、購入希望者の方の中には気をお遣いになり、よく見学ができないという方もいらっしゃいます。
こうなってしまいますと、購入希望者の方は満足に内覧で見学ができず、購入を控えてしまう可能性が高まります。
これは、居住中に売却をするデメリットの1つです。
そのため、できる限り売主の方は、購入希望者の方が見学をしやすいように工夫をする必要があります。
まず購入希望者の方が見学をしやすい環境を作るための対策ですが、できる限りは見られたくないという素振りを出さないようにすることが大切です。
やはり、気持ちのどこかにあまり見て欲しくないという思いがあれば、どうしてもそれが態度などに出てしまうことがあります。
そのため、根本的に売主の方は、見せたくないという気持ちをなくすようにする必要があります。
どうしても、見て欲しくないという思いのある場所は、そこを熱心に見学して欲しくないと思いやすいです。
ですので、見て欲しくない場所はその原因についてよくお考えになった上で、熱心に見学をされてもいいように対策をしてください。
特に、クローゼットなどの収納スペースには注意が必要です。
やはり、購入希望者の方の中には、収納スペースを確認しておきたいと思われる方も多くいらっしゃいます。
それなのに、それらの場所を見られるのを嫌っていては、当然に購入希望者の方はその不動産の購入を控えてしまう可能性が高いです。
ですので、内覧時にはこういった場所も快く開放できるようにしておきましょう。
このように、居住中に売却をするのであれば、購入希望者の方に気を遣わせない工夫をすることが大切となります。
やはり、売主の方が居住をしているといっても、もう売却をしている時点で1つの売り物となります。
そのような時に、従来と同じ感覚で使用をしていては、当然に購入希望者の方も戸惑ってしまいます。
決して、購入希望者の方は勝手に入ってきて、隅々まで見学をしている訳ではありませんので、売主の方もそこを常に意識しておきましょう。
それでは、次の居住中に売却する場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
居住中に売却をする場合には、次に生活感を出さないようにすることが大切です。
なお、こちらは「居住中であるため、すぐに居住ができないと思われたり、ご自身の生活イメージをし辛くなったりする場合がある」というデメリットの解決方法となります。
更に、下記は「居住中に売却をしているため、常に売主の方も不動産の扱いに気を付ける必要がある」というデメリットの一部の解決方法にも共通しておりますので、こちらも兼ねてご確認ください。
生活感を出さないようにすること
居住中に売り出している不動産は、実際に売主の方がまだ居住をしております。
どうしても、その影響により、空家や空室の時とは大きく印象が異なります。
やはり、まだそこで生活をしているということは、売主の方の個性のようなものが感じられる場合があります。
こうなってしまいますと、購入希望者の方は生活感を感じてしまい、ご自身の生活イメージをし辛くなる可能性が高まります。
これは、居住中に売却をするデメリットの1つです。
そのため、できる限りご自身の生活感を出さないようにする必要があります。
生活感を出さないための対策ですが、できる限りご自身の私物を少なくしておくことが大切です。
やはり、綺麗に片付いており、物が少ない不動産のほうが、購入希望者の方もご自身の生活イメージを膨らませやすくなります。
この時意識が必要なのは、売主の方が引越しの準備をしていると感じられるようにすることです。
そうすることで、その不動産から生活感が感じられ辛くなり、購入希望者の方からも入居をしやすいと思われやすいです。
どうしても、散らかって生活感があり、売主の方がすぐに退去できそうにない不動産は、購入を控えられる可能性のほうが高くなります。
また、すぐに退去ができそうな環境を整えていても、不衛生な点があれば意味がありません。
やはり、不動産が不衛生であるということは、売主の方が今までそのようにその不動産を扱ってきたと思われがちです。
もちろん、事情のある方もいらっしゃいますが、購入希望者の方にそれは伝わりません。
これでは、それだけでその不動産に不衛生な印象を持たれてしまい、殆どの方はそこで購入を控えます。
やはり、上記は売却が長引く原因にもなりますので、不衛生な点は清掃をし、普段から綺麗に見えるように気を遣う必要があります。
このように、居住中に売却をするのであれば、生活感を出さないようにすることが大切となります。
やはり、生活感のある不動産は、購入希望者の方の購入意欲にもあまりいい影響はありません。
ですので、居住中に不動産を売却する際には、生活感を出さないという点も意識をしておいてください。
これで、居住中のデメリットの解決方法についての項目は全て終了です。
万が一、不動産を居住中に売却する場合で、上記の対策に効果的だと感じられるものがあれば是非お試しください。
それでは、今度は空家時のデメリットの解決方法についてご説明致します。
空家や空室にしてからの売却をお考えの方は、こちらを参考にしてください。
空家時のデメリットの解決方法
空家、もしくは、空室の不動産を売却した場合は、合計で6つのデメリットがあります。
そのため、空家や空室にしてから売却をする場合は、この6つのデメリットについての解決方法を考えておく必要があります。
この項目では、主にこれらの解決方法について触れておりますので、一例として参考にしてください。
なお、この場合の解決策方法は、下記の4つとなっております。
(下記は、「空家や空室で売却する6つのデメリット」の項目の内容に沿っておりますが、「依頼をした不動産会社によっては、有利に売却をできない場合がある」と「売主の方と購入希望者の方が直接会わないことがあるため、人柄などを確認できない場合がある」につきましては、下記の「信頼できる業者に依頼をすること」と共通をしておりますので、デメリットの解決方法は合計で4つとなります)
それでは、空家、空室にしてから売却をする場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
まず、空家、空室にしてから売却をする場合には、信頼できる業者に依頼をすることが大切です。
なお、こちらは「売主の方に、購入希望者の方が直接質問をすることができない場合がある」というデメリットの解決方法となります。
更に、下記は「依頼をした不動産会社によっては、有利に売却をできない場合がある」と「売主の方と購入希望者の方が直接会わないことがあるため、人柄などを確認できない場合がある」というデメリットの解決方法にも共通しておりますので、こちらも兼ねてご確認ください。
信頼できる業者に依頼をすること
空家や空室にしてから不動産を売却する場合、居住中の時よりも売主の方が内覧に立ち会う機会が減少をします。
どうしても、その影響により、売主の方がご自身で購入希望者の方と接する機会が少なくなります。
やはり、購入希望者の方と接する機会が少ないということは、売主の方がその分情報を得辛くなるということです。
こうなってしまいますと、より不動産会社選びを慎重にする必要があります。
これは、空家、空室にしてから売却をするデメリットの1つです。
もちろん、内覧などに殆ど立ち会う方はある程度このデメリットを解消できますが、そうでなければここを意識しなくてはいけません。
この場合の対策についてですが、やはり先程も申し上げましたように、きちんと依頼をする不動産会社を選ぶというのが最も効果的な対策です。
どうしても、悪質な不動産会社に依頼をしてしまった場合は、売却をする上でそれが障害となる可能性があります。
特に、空家や空室にして多くの売却活動を不動産会社の方にお願いする場合には、より注意が必要となります。
居住中であれば殆ど内覧時には売主の方も立ち会いますが、空家や空室の場合はそうとは限りません。
もちろん、立ち会うことはできるのですが、内覧のお申し込みの多い場合に毎回売主の方もそれに立ち会いますと、売主の方の予定に影響を受けず、内覧の日程を組みやすいというメリットがなくなってしまいます。
いつでも内覧に立ち会える方はいいのですが、そうでなければ結果的に居住中の時と同じように、売主の方の予定で内覧の日程が決まり辛くなります。
ですので、必ず売主の方がいないと内覧をしない、というのであれば、空家や空室にした場合のメリットが半減をしてしまいます。
そのため、このメリットを生かすためにも、信頼ができる不動産会社に依頼をすることが大切です。
信頼ができる不動産会社に依頼をすれば、当然に内覧時にもきちんと対応をしてくださいますし、情報もきちんと提供をしてくださいます。
やはり、悪質な不動産会社に依頼をしてしまった場合は、きちんと売主の方と不動産会社の方が情報を共有できない可能性があります。
どうしても、不動産を売却する際には、購入希望者の方にきちんと情報を伝え、更に購入希望者の方の情報も売主の方がご存知であるほうが有利です。
それなのに、それが上手くできないのでは、売却をする上で障害となることが多いです。
また、購入希望者の方の中には、売主の方がどのような方なのか気にかける方もいらっしゃいます。
もちろん、こちらも不動産会社の方が的確に対応をしてくださればいいのですが、そうでなければ不利となってしまうことがあります。
これらの心配をなくすためにも、依頼をする不動産会社は慎重に選ぶようにしましょう。
やはり、依頼をしてからでは遅いこともありますので、依頼をする前からこの点にはご注意ください。
このように、空家、空室にしてから売却をするのであれば、信頼できる業者に依頼をすることが大切となります。
やはり、依頼をする不動産会社によって、大きく状況が異なることもあります。
もちろん、これは居住中であっても同様のことがいえますが、空家や空室のほうが不動産会社の方に売却活動をお任せすることが多いため、よりここが重要となります。
空家や空室にすることで内覧などの予定を工面しやすくなるというメリットがある反面、注意が必要な点もあるということにご注意ください。
それでは、次の空家、空室にしてから売却する場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
空家、空室にしてから売却をする場合には、次に床や壁の点検をしておくことが大切です。
なお、こちらは「居住中の不動産よりも、場合によっては傷や汚れなどが目立つ場合がある」というデメリットの解決方法となります。
床や壁の点検をしておくこと
空家や空室にしてから不動産を売却する時には、不動産内に物が殆どない状態であることが多いです。
どうしても、その影響により、不動産自体にある傷や汚れなどが目立ってしまうことがあります。
やはり、家具などを置いていた場所は、目立つ跡ができていることも多いです。
こうなってしまいますと、居住中の場合よりも傷や汚れが目立ってしまう可能性が高まります。
これは、空家、空室にしてから売却をするデメリットの1つです。
当然に、その傷や汚れなどが購入希望者の方の許容範囲を超えるものであれば、売却をする上で不利となります。
この場合の対策についてですが、まずはきちんとそれぞれの場所の傷や汚れを点検しておくことが大切です。
やはり、目立つ位置に大きな傷や汚れがあるのでは、それだけで好印象は得られ辛いです。
購入希望者の方の中には、隠れてしまう位置にある傷や汚れであれば、そこまで気にしないという方もいらっしゃいます。
もちろん、それが隠れても日常生活に支障のあるものであれば別ですが、そうでなければさほど気にされないこともあります。
そのため、まずは傷や汚れを点検し、それが大きな問題となるかどうかをお考えになってみてください。
そして、それが問題になるようであれば、床や壁紙を張替えてしまうというのも1つの手段です。
中には、空家や空室にして床や壁紙を張替えたことで、より高額で売却をできた方も実際にいらっしゃいます。
やはり、あまりにも大きな傷や汚れが多い時には、この対策が効果的です。
ただし、床や壁紙を張替えたからといって、それが確実にいい方向に向かうとは限りません。
ですので、床や壁紙を張替える場合には、ご自身の状況などを踏まえて、よくお考えになってから行動をすることが大切です。
こういった面を判断するためにも、できる限りは早めにこういった点を点検しておいてください。
このように、空家、空室にしてから売却をするのであれば、床や壁の点検をしておくことが大切となります。
やはり、中には簡易的なリフォームとまではいかなくても、汚れであれば市販の洗剤を使って掃除をするだけでも十分な効果が現れることもあります。
そのため、簡易的なリフォームをする前に、有効的であればこういった対策もお試しください。
それでは、次の空家、空室にしてから売却する場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
空家、空室にしてから売却をする場合には、次に購入希望者の方が家具などの配置をイメージしやすい工夫をすることが大切です。
なお、こちらは「購入希望者の方が家具などの配置をイメージし辛くなる場合がある」というデメリットの解決方法となります。
イメージしやすい工夫をすること
空家や空室にしてから不動産を売却する時には、殆どの場合家具などは配置をされておりません。
どうしても、その影響により、購入希望者の方は家具などの配置をイメージし辛くなる場合があります。
やはり、空家や空室であれば家具などが配置をされておらず、1から全てご自身で寸法なども調べておかなくてはいけません。
こうなってしまいますと、場合によっては居住中に売却をするよりも購入希望者の方が実際に居住をした時のイメージをし辛くなります。
これは、空家、空室にしてから売却をするデメリットの1つです。
もちろん、中には空家や空室のほうがイメージをしやすいという方もいらっしゃるのですが、全ての購入希望者の方がそうであるとは限りません。
やはり、中には同じような寸法やデザインの家具を置かれているほうが、よりご自身の生活をイメージしやすいという方もいらっしゃいます。
この場合の対策についてですが、まずは売主の方が居住をしていた時の写真を準備しておくというのが1つの対策です。
やはり、実際に見ることができなくても、写真があればそれだけでも随分とイメージに差が出ることがあります。
当然に、綺麗に整理整頓と掃除をし、必要であれば家具などの場所も移動をさせてその状態で撮影をしておく必要はありますが、それだけで購入希望者の方により魅力なども伝えやすくなります。
この時、1つの場所を集中的に撮るだけではなく、不動産内にある室内1つ1つの全体を見渡しているような写真も準備をしておいてください。
写真が準備できましたら、次に重要となるのが写真についての情報をまとめておくということです。
やはり、写真があるからといって、それだけで全ての情報が伝わる訳ではありません。
どうしても、購入希望者の方が写真をご覧になった際に、それだけで全ての情報が伝わるとは限りません。
そのため、ある程度伝わり辛いと感じる点がありましたら、そこを改めて伝えられるようにする工夫が必要です。
やはり、家具のレイアウトの一例として写真を準備しているのであれば、家具についてはしっかりと情報を提示するほうが無難です。
ですので、最低限家具の寸法や写真のように配置をした時の利便性についてはまとめておくといいかもしれません。
万が一、内覧に立ち会わない場合は、これらの資料を作成しておくと購入希望者の方にも情報を伝えやすくなります。
もちろん、これらのことをきちんと不動産会社の方に伝えておくことも忘れないようにしてください。
このように、空家、空室にしてから売却をするのであれば、購入希望者の方が家具などの配置をイメージしやすい工夫をすることが大切となります。
やはり、不動産を売却する際には、きちんと情報を伝えるということも重要です。
そのため、こういった面も工夫をして、より売却を有利に進められるようにする必要があります。
これらの点を意識するだけで、随分と印象が異なることもありますので、効果的である場合には是非上記の対策もお試しください。
それでは、次の空家、空室にしてから売却する場合のデメリットの解決方法についてご説明致します。
空家、空室にしてから売却をする場合には、次に不動産を定期的にメンテナンスすることが大切です。
なお、こちらは「空家や空室のほうが、室内が傷みやすい場合がある」というデメリットの解決方法となります。
定期的にメンテナンスすること
空家や空室にしてから不動産を売却する時には、売主の方はもうその不動産に居住をしておりません。
どうしても、その影響により、不動産をメンテナンスする機会が減少をします。
やはり、もう居住をしている訳ではありませんので、毎日メンテナンスをする場合はそれなりに手間がかかります。
こうなってしまいますと、不動産自体のメンテナンスがし辛くなり、室内が傷みやすくなります。
これは、空家、空室にしてから売却をするデメリットの1つです。
どうしても、空家や空室にしますと、換気、水道の利用、掃除の頻度が落ちてしまいます。
また、カーテンなどもない状態ですので、室内に日光が当たり続けてしまいます。
こうなりますと、室内が傷みやすくなり、空家や空室独特の臭いやトラブルの原因となります。
この場合の対策についてですが、定期的に不動産のメンテナンスをするというのが最も効果的な手段です。
やはり、定期的に換気や通水を行い、清掃をするということが確実な対策です。
特に、内覧の予定がある場合には、事前に換気や通水をしておき、その前後には綺麗に清掃をしなくてはいけません。
また、壁紙などの変色につきましては、あまりにも気になるようであれば、張替えをするほうがより売却を有利に進められるかもしれません。
この時、カビや日光に強い壁紙に張替えることで、メンテナンスが楽になります。
やはり、これらの点をきちんと意識しておかなくては、結果的に居住中に売却をしたほうがよかった、という事態に陥る可能性もあります。
どうしても、居住中のほうがメンテナンスを行いやすいため、非常に長い期間売却をするのであれば、空家や空室は不利となります。
もちろん、一般的にはそこまで長い期間を最初から想定して売却することは少ないですが、売れ残ってしまった場合には不本意にそのような形となってしまいます。
そういった時には、きちんと対策をしていないと売却価格が下がる傾向があります。
空家や空室にして売却をする場合は、この点を常に意識しておいてください。
このように、空家、空室にしてから売却をするのであれば、不動産を定期的にメンテナンスすることが大切となります。
やはり、空家や空室にしても、きちんと定期的にメンテナンスをする必要があります。
もちろん、居住をしていないため扱いに気を遣う必要はなくなりますが、定期的にメンテナンスをするように注意が必要です。
これで、空家時のデメリットの解決方法についての項目は全て終了です。
このように、居住中でも空家や空室でも、それぞれの場合で異なる点が幾つもあります。
そのため、不動産を売却する際には、ご自身にとって有利となるほうを選択してください。
どうしても、これはそれぞれの方によって有利不利が変わってしまいます。
そのため、デメリットの解決方法の一例も含めた上で、ご自身に有利となるほうを選択することが大切です。
なお、これまでにご紹介致しましたメリットやデメリット、そしてデメリットの解決方法は、全ての方が必ず該当をする訳ではありません。
あくまで、全て一例やそういった傾向があるという意味ですので、ご自身の状況を踏まえた上でこれらもご考慮ください。