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不動産売却をスムーズに行うために意識をしておきたい注意点

      2016/05/01

やはり、不動産を売却するとなると、様々な場面でトラブルに繋がる危険性があります。

そのため、物件の売却について、大きな不安を抱えていらっしゃる方も多いと思います。

そういった不安を少しでも和らげるためには、やはり事前にトラブルになりそうな問題を解決しておくことが大切です。

不動産売却の際には、普段気にも留めていないような場面で、トラブルが起こってしまうこともあります。

そのため、各所の細かい部分にまで意識をしておくようにすると、トラブルを防止することに繋がります。

このページでは、そういった不動産売却に関するトラブルの回避方法などについてご説明致します。

目次

不動産の査定依頼時の注意点

不動産売却の手順としては、まず売りたい物件がどの位の金額で売却できるかを調べなくてはいけません。

不動産の価値を知りたい場合には、やはり不動産会社に査定の依頼するのが一般的です。

この時、依頼先が安心できる業者であるかという部分には、十分に意識をしてください。

やはり、悪徳な業者と契約をしてしまうと、様々な場面で不利になるような影響が出てしまう可能性もあります。

そのため、不動産会社選びのコツやポイント、注意点などを事前にきちんと抑えておくことが大切です。

不動産屋は独特の風習がある業界

一言で不動産屋と言っても、世の中には、数多くの業者が存在しております。

そのため、どういった相手に依頼をすれば良いのか、悩んでしまうということも少なくありません。

やはり、不動産業者の中には、悪徳な業者も存在しますので、容易に即決してしまうと、後に大変なことになってしまう可能性もあります。

例えば、料金が異様に格安である場合には、悪徳業者でないかを事前に確認しておくことが大切です。

近年は、各料金が安い業者も増えてきておりますが、やはり、余りに低額な料金の場合には、悪徳な可能性があります。

そのため、そういった業者に依頼を考えた際には、事前に業績や過去のトラブルなどについて調べてみてから依頼をするようにしてください。

なお、不動産屋に、価格を査定して貰う際には、1つの業者にしかできないという決まりはありません。

そのため、同じ不動産を、一度に複数の業者に査定して貰うということもできます。

査定価格は不動産屋によって異なっておりますので、適正価格を知るためにも、やはり複数社を比較することがポイントです。

この場合、
独自の情報網を持つ地元の不動産屋にお願いしたほうが効果的なパターンもあれば、
全国に系列店を持っている大手の不動産屋にお願いしたほうが効果的なパターン
もあります。

そのため、現在、不動産の売却を考えていらっしゃる方は、両方の業者に依頼をしてみると良いかもしれません。

なお、複数社に査定依頼をする際には、安易に査定額が一番高い会社を選ばないようにすることも大切です。

何故なら、査定額は確実な売却価格ではなく、あくまで予想ですので、実際にその価格で売れるか分からないからです。

そのため、査定額を信じて高額な売値をつけてしまい、長期間売れずに値下げをしてしまうというケースも珍しくありません。

以上が、不動産屋を選ぶ際に注意をしておきたい事項になります。

次は、どういった担当者の方に依頼をすれば良いのかという部分についてご説明致します。

優秀な担当者を探す

やはり、売却時のトラブルをなくすためには、なるべく実際の売却額と査定額が変わらない不動産会社に査定をお願いしたいものです。

そのためには、査定額の算出方法についてキャリアのある担当者の方を探すようにしなくてはいけません。

やはり、公的データや現地本格調査を熟知しており、実績が豊富な担当者の方の査定なら安心ができます。

こういった方なら、査定価格に関して無理のある額にはなりませんし、売買時にも有利になるように進めてくださることが殆どです。

そのため、不動産屋に売却時の依頼を行う際には、担当者の方がどういった方なのかを意識するようにしてください。

以上が、不動産売買時の担当者の方を探す際に注意をしておきたい点になります。

次の項目では、不動産の情報提示に関する注意点や土地売買の際のトラブルについてご説明致します。
優秀な担当者

不動産・土地売買のトラブル

不動産売却や土地売買を行う際には、売主の方の不手際などでトラブルが起こってしまうこともあります。

やはり、お互いに気持の良い売買をするためにも、事前に問題になりそうなことは無くしておくなどの対処が必要です。

そのため、この項目では、不動産において注意しておきたい問題や情報提示などについてご説明致します。

不利益な情報提示について

不動産の売却時には、売れにくくなりそうな不利益な情報は隠したほうが良いと考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、査定の際には、そういった不利益な情報もきちんと提示をしておくようにしてください。

やはり、人道的な面でもそうですが、売買後に提示をしていなかった不利益な情報が明らかになると、買主の方から損害賠償を求められる可能性もあります。

特に、土地売買が絡んでくると境界線や越境の問題が起こりやすいため、事前にきちんとしたデータを用意しておくことが大切です。

事前にきちんと不利益な情報なども公開していれば、それを同意した上で買主の方が不動産を購入することができます。

そのため、後にそのことでトラブルなどが起こりにくくなり、気持の良い取引を行いやすくなります。

以上が、不利益な事情のある不動産を売却する際の注意点になります。

最後は、住宅ローンなどの残債がある状態で、不動産を売却する際の注意点についてご説明致します。

残債がある一戸建を売るコツ

住宅ローンが支払えなくなった不動産を売りに出す場合は、競売になってしまうと考えていらっしゃる方も多いかもしれません。

確かに、住宅ローンや借金の支払いができなくなると、銀行などは抵当権から不動産を差し押さえます。

そうして、競売にかけ換金をしていくのですが、これでは市場価格より2~3割低い価格になるのが一般的です。

更に、競売では、残債の返済方法や引越し時期などを指定できず、不動産が競売に掛けられたことも周りに知られてしまいます。

そのため、こういった場合には、競売ではなく「任意売却」という手段を取ることも珍しくありません。

任意売却なら、市場価格に近い価格で不動産を売却することができる場合が多くなります。

更に、残債の返済方法・引越し時期の希望をある程度指定でき、近所に事情が洩れてしまうこともありません。

そのため、この項目では、残債が残っている不動産を売却する際の任意売却について少々ご説明致します。

まずは、任意売却を行う際に、必要な準備などについてご覧ください。

不動産を任意売却で売る方法

上記でも書きましたが、競売では不動産売却後に手に入るお金が、通常の手順で売却した時よりも少なくなってしまいます。

そのため、仲介者が債務者と債権者の間に入り、お互いに満足のいく価格で売買を成立させる「任意売却」を行うことも多いです。

任意売却を行った場合、競売よりも高額な価格で売れることが多く、金銭的な負担を少なくすることができます。

任意売却を行うためには、債権者全員の同意と仲介業者との契約が必要です。

そのため、この全員から同意を貰えない場合には、任意売却を行うことはできません。

そういった場合には、弁護士の方に相談をして相手を説得するなどの手間が必要になりますのでご注意ください。

以上が、任意売却を行う際に必要な準備になります。

次は、任意売却を行う際の時間制約についてご説明致します。

さらに時間の制約もあります

時間の制約

任意売却を行う際には、通常の売買のように売れるまで待つといったような余裕はありません。

何故なら、残債が残っている不動産の任意売却は、競売の開札日前日(目安としては手続き開始日から約6ヶ月間程度)までに全てを終えなくてはいけないという決まりがあるからです。

そのため、それまでに売却を終えることができなかった不動産は、自然と競売に掛けられる道しかなくなります。

なお、よく勘違いしてしまう部分なのですが、無事に任意売却を終えたとしても、ローンの残債がなくなる訳ではありませんのでご注意ください。

この場合、不動産を売却した後に、可能な範囲で残債の分割返済をしていかなくてはいけません。

運が良ければ、債権回収会社が債務を圧縮してくださることがありますが、確実という訳ではありませんので、一度、確認を取っておくと安心です。

また、せっかく不動産売買が成立しても、不動産会社によっては悪徳な商法を行ってくる業者もありますのでご注意ください。

そういった場合には、媒介契約の有効期限を確認し、取引の解消を行うことで対処ができます。

どうしても取引の解消ができないといった場合には、契約が長引いてしまう前に、専門の方に相談をするなどして対処をすることが大切です。

やはり、悪徳の業者と長く契約をしてしまうと、それだけで何かしろのトラブルが起こってしまうことも多くなります。

以上が、任意売却を行う際に注意をしておきたい事項になります。

やはり、不動産売却時には、いつ、どういった場面で、どのようなトラブルが起こってしまうか分かりません。

そのため、不動産の売却を考えていらっしゃる方は、不慮のトラブルなどに対して十分に身構えておくようにすることが大切です。

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