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不動産売却時の内覧の3つの心構えと意識が必要となるポイント

      2017/04/30

不動産を売却する際には、内覧について計画を立てておくことが大切です。

不動産をスムーズに売却するためには、この内覧が重要となります。

内覧で大きく購入希望者の方の印象も異なりますので、ここは妥協をしないようにする必要があります。

一度不快な印象を覚えてしまえば、多くの購入希望者の方はその不動産の購入を控えてしまいます。

その印象を挽回することは難しく、これは機会損失にも繋がります。

また、購入希望者の方の中には、不動産と同時に売主の方の人柄を確認する方もいらっしゃいます。

そういった時に売主の方に問題があれば、購入を控える原因となります。

実際にお互いの相性が売買契約に繋がることもありますので、こういった面も意識が必要です。

今回の記事では、不動産売却時の内覧の3つの心構えと意識が必要となるポイントについてご説明しておりますので、内覧について疑問をお持ちの方は参考にしてください。

目次

不動産売却時の内覧について

不動産を売却しますと、内覧のお申し込みがくるようになります。

しかし、不動産を売却される方の中には、内覧について詳しくご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

不動産を売却する上で内覧について詳しくご存知でない状態では、効果的な対応をすることは難しくなります。

この項目では内覧についてご説明致しますので、詳しくご存知でない方はまずこちらからご覧ください。

内覧という言葉を初めてお聞きになった方や、内覧とは具体的にどのようなことをするのかご存知でない方は参考にしてください。

不動産売却時の内覧とは

不動産の売却をお考えになっているのであれば、その時点で内覧を意識する必要があります。

「内覧」とは、売り出した不動産を購入希望者の方が見学に来られる時に使う言葉です。

内覧時には購入希望者の方だけではなく、売主の方側と購入希望者の方側の2社の不動産会社から担当の方がいらっしゃることもあります。

どちらか片方の担当の方のみがいらっしゃることもあり、場合によって立ち会う方の人数は異なります。

およそ内覧1件にかかる時間は、30分~数時間とばらつきがあります。

これは購入希望者の方の見学方法や、不動産の広さ、質問の多さなどで異なります。

同じ購入希望者の方から複数回内覧のお申し込みがあることもあり、この点にも注意が必要です。

不動産を購入する際には、平日と休日の日中と夜の合計4回内覧をしたほうがいいといわれております。

複数回お申し込みがあるということは、その分購入希望者の方も真剣に購入を考えておられるということです。

一度内覧をしているからといって、気を抜かないようにご注意ください。

内覧のお申し込み自体が少ない場合には、何かしらの問題がある可能性が高いです。

そういった方は、お手数をお掛け致しますが「不動産を売りたくても長期間売れない原因と解決策 」の記事をご覧ください。

内見と内覧の違いとは

購入希望者の方が気になる不動産を見学する際には、「内覧」の他に「内見」という言葉を使う場合があります。

この2つの言葉は一般的な用語としては殆ど同じ意味ですので、不動産の売却時にも同義として認識をしておられる方もいらっしゃいます。

ですから、どちらの言葉も不動産を見学すると認識をされていても、大きな問題となることは少ないです。

しかし、時折それぞれの意味を意識して使い分ける方がいらっしゃいますので、念のためにこの2つの差はご存知であるほうが無難かもしれません。

売主の方と購入希望者の方の捉え方が異なりますと、話が噛み合わない原因にもなります。

それぞれの言葉の意味につきましては、下記のように使い分けられることがあります。

【「内見」と「内覧」の意味】
内見
まず「内見」についてですが、こちらは気になる不動産を見学する時に使用されます。
細かく細部を確認するというよりは、不動産を見学するという感覚です。
また、こちらは関東で多く使われているという説もあり、意味合いに関係なく関東では「内見」が使われる機会が多いかもしれません。
内覧
次に「内覧」についてですが、こちらは見学時により細部まで不動産を確認する時に使用をされます。
新築のマンションなどで、図面と比較をして不具合などがないかを細かく確認するという感覚です。
また、こちらの言葉は関西で多く使われているという説もあり、意味合いに関係なく関西では「内覧」が使われる機会が多いかもしれません。
関西で使われる場合の意味としては、「内見」と全く変わらないことも多いです。

それぞれの言葉には、上記のような意味があります。

上記を踏まえますと、「内見」は気になるお部屋などを見学すること意味し、「内覧」は新築のマンションなどの図面を見ながら細部まで確認をすることを意味します。

この2つの言葉が明らかに使い分けをされている際には、上記の点をご確認ください。

オープンハウスと内覧の違いとは

不動産を売却する時には、オープンハウスにして見学をしてもらう方法もあります。

「オープンハウス」とは、決まった日時に自由に不動産内を見学してもらうことをいいます。

事前にオープンハウスの宣伝をしておき、土曜日や日曜日、祝日に行われることが多いです。

居住中でも空家、空室でも行うことができますが、オープンハウスは一般的に空家、空室の不動産で行われます。

通常の内覧とは異なり、お申し込みが不要で、どなたでもその日時には不動産を見学することができます。

不動産会社の担当の方が常駐して見学に訪れた方を案内してくださいますので、売主の方は立ち会わず、不動産会社の方に対応をお任せすることも多いです。

通常の内覧と異なる点は、下記のようになっております。

【通常の内覧と異なる点】
  • 通常の内覧では予約が必要で、オープンハウスでは予約が不要である
  • 通常の内覧では不動産会社の方が予定などの関係で立ち会えないことがあるが、オープンハウスでは不動産会社の方が常駐をしてくださる
  • 通常の内覧で売主の方が立ち会う場合は内覧がし辛くなることがあるが、オープンハウスでは購入希望者の方が隅々まで不動産を見学できる
  • オープンハウスでは複数人の方が見学に来ることも多く、購入希望者の方の購入意欲が高まることがある

オープンハウスと通常の内覧は、上記の点が異なります。

オープンハウスのほうがご自身の売却スタイルに合っているようでしたら、こちらの方法を選択するのもいいかもしれません。

ただし、上記にも記載しておりますが、オープンハウスは空家や空室で実施するのが一般的です。

居住中に売却をする方は、よくお考えになってから行動をしてください。

居住中と空家、空室の不動産を売却するメリットとデメリットにつきましては、「現在居住中の不動産を売却する場合のメリットとデメリット」の記事にて触れております。

お手数をお掛け致しますが、この点でお悩みの方は上記の記事をご覧ください。

内覧に立ち会う2つのメリット

内覧は売主の方も立ち会うことができ、内覧に立ち会うことで幾つかのメリットがあります。

内覧に立ち会うメリットは、主に下記の2点が挙げられます。

【内覧に立ち会う2点のメリット】

これらのメリットが大きいと感じられた時には、内覧に立ち会うことを視野に入れてもいいかもしれません。

これらがなぜメリットとなるのか、それぞれの理由と併せてご説明致します。

双方が直接対面をすること

不動産を売却する際には、内覧を行うことが殆どです。

急に内覧もなしに買主の方が見つかるというのは珍しいことですので、内覧へ備えておくことが大切です。

内覧には売主の方も立ち会うことができ、立ち会うことで幾つかのメリットがあります。

不動産を売却する際に内覧に立ち会うメリットですが、まず売主の方と購入希望者の方が直接対面をするという点が挙げられます。

これは「現在居住中の不動産を売却する場合のメリットとデメリット」の記事にあります「居住中に売却する7つのメリット」の項目でも触れておりますが、やはりお互いが対面をするというのは多くのメリットに繋がります。

購入希望者の方は売主の方と接することになりますので、お互いの人柄を確認することができます。

更に、売主の方も購入希望者の方の層や多くの方が気にかける点をいち早く知ることが可能です。

また、購入希望者の方の中には、直接売主の方に質問をしたいという方もいらっしゃいます。

そういった方にとっては、売主の方が内覧に立ち会うほうが有利となりやすいです。

内覧に立ち会わなくても不動産会社の方を通して対応をすることはできますが、それでは手間がかかります。

内覧に立ち会いますとこのような手間を省くことができますので、ここを重視する方にとっては大きなメリットとなります。

売却活動を積極的にできること

売主の方が内覧に立ち会いますと、購入希望者の方と直接会話をすることになります。

この時、実際に購入希望者の方の意見などを聞くことができますので、前項目でも触れておりますが売却活動に必要な情報を集めることができます。

これは積極的に売却活動を行いたい売主の方にとって大きなメリットとなります。

内覧で得られる情報は、積極的に売却活動を行う時に必要なものばかりです。

不動産の印象や関心を得ている層などは、内覧に立ち会うことで知ることができます。

必要な情報を把握しておくことで、より効果的に売却活動をしやすくなります。

特に売却をするのに障害の多い不動産はここが重要です。

多くの情報をご存知である場合とそうでない場合では、ご存知であるほうが有利となることが多いです。

積極的に売却活動をされない方にとってはメリットではありませんが、このメリットを生かすことができればよりスムーズな売却ができます。

依頼をした不動産会社と相性が悪い場合の対策にもなりますので、そういった面が心配な方もメリットを感じられるかもしれません。

内覧に立ち会う2つのデメリット

内覧に立ち会いますと、上記のメリット以外にデメリットも存在をします。

こちらも購入希望者の方の考え方次第ではありますが、場合によっては大きなデメリットとなります。

主なデメリットにつきましては、下記の2点が挙げられます。

【内覧に立ち会う2つのデメリット】

これらのデメリットが大きいと感じられた時には、内覧に立ち会うことで損となるかもしれません。

これらがなぜデメリットとなるのか、それぞれの理由と併せてご説明致します。

制限がかかる場合があること

内覧に立ち会いますと、どうしても売主の方のご都合も関わってきます。

売主の方、購入希望者の方のご都合が合わなければ内覧は行えませんので、内覧に制限をかけてしまう可能性があります。

これは「現在居住中の不動産を売却する場合のメリットとデメリット」の「居住中に売却する6つのデメリット」、「不動産を売りたくても長期間売れない原因と解決策」の「不動産売却時の対応について」の項目でも触れておりますが、売主の方が内覧に立ち会いますとその分制限がかかる可能性が高まります。

上記はどちらも居住中の時を主としておりますが、売主の方が内覧に必ず立ち会う際には通じる点も多いです。

内覧は購入希望者の方のご都合に合わせるほうが喜ばれます。

しかし、売主の方が必ず内覧に立ち会いますと、売主の方の予定も内覧の日程に関わってしまいます。

そうなってしまった場合、不動産会社の方や購入希望者の方は、自由に内覧をすることが難しくなります。

いつでも内覧に対応できる売主の方であればこういった問題は起こりませんが、そうでなければこれは障害となります。

内覧にすぐ対応できないことが原因で、購入希望者の方の購入意欲が他の不動産に向いてしまうこともあります。

毎回内覧に立ち会う場合には、この点にご注意ください。

購入希望者の方が見学し辛いこと

売主の方が内覧に立ち会いますと、内覧中に売主の方がその不動産内にいることになります。

そうなりますと購入希望者の方の中には、自由に見学をできない方がいらっしゃいます。

これも「現在居住中の不動産を売却する場合のメリットとデメリット」の記事にあります「居住中に売却する6つのデメリット」の項目にて触れておりますが、やはり必ず売主の方が内覧に立ち会いますとその分購入希望者の方の行動を制限してしまうことがあります。

内覧時に十分に見学ができなかった不動産は、購入を控えられる原因にもなります。

全く売主の方が立ち会っても気にならない方であれば問題となりませんが、内覧に来られる方がそういった方ばかりとは限りません。

売主の方からすれば親切なつもりであっても、購入希望者の方からすればそうではないこともあります。

毎回内覧に立ち会うのであれば、購入希望者の方が見学をしやすいように工夫が必要です。

特に細かい部分は売主の方に気をお遣いになって見学をしない方もいらっしゃいますので、売主の方側で注意が必要となります。

隅々まで見学をしやすい環境を作り、できる限りは購入希望者の方が自由にできるようにすることが大切です。

内覧に立ち会う際の3つの心構え

不動産売却時に内覧に立ち会う際には、意識が必要な点が存在します。

上記のデメリットでも触れておりますが、対応の仕方を間違うだけで大きく売却の障害となる可能性も高いです。

内覧に立ち会うのであればよりメリットを生かし、デメリットへの対策をしておくことが大切です。

内覧の印象が大きく購入意欲に影響をすることも多いため、売却に直接関係する点でもあります。

これから内覧の心構えについてご説明致しますので、メリットとデメリットと併せてこちらもご確認ください。

なお、内覧時の準備や対応につきましては、また後程にご説明致します。

機会損失を防ぐようにすること

不動産を売却する際には、できる限り機会損失を防ぐことが大切です。

「機会損失」とは、最善の選択肢をできず、多くの利益を得る機会を逃して損失が生じてしまうことです。

内覧時の機会損失は、お申し込みがあったのに売主の方側の影響で対応できず、そのまま購入希望者の方の購入意欲が他に移ってしまった場合などが該当をします。

このような機会損失を頻繁にしてしまっていては、売却に時間がかかる原因となります。

高額売却の機会も逃しやすくなりますので、大きな損失に繋がる可能性もあります。

上記のような損失を防ぐためには、売主の方がご自身で注意をしなくてはいけません。

機会損失を防ぐためには、購入希望者の方のご要望にできる限り従うことが大切です。

内覧に必ず立ち会うのであれば、お申し込みがあった時に不動産会社の方から連絡があります。

その時に返答が遅れてしまったり、頻繁に購入希望者の方のご希望に沿えなかったりするのでは、機会損失に繋がりやすいです。

お忙しい方やご事情のある方もいらっしゃるかもしれませんが、なるべくはここを意識する必要があります。

売り物であると意識をすること

不動産を売却するということは、その不動産は既に売り物となります。

売り物であれば、できる限りは最善の状態で売り出さなくてはいけません。

内覧の前後には清掃やメンテナンスも必要ですし、それ以外の時にも定期的にメンテナンスが必要です。

瑕疵についても注意が必要で、売り出すからといって欠陥をまともに確認しないのは望ましくありません。

不動産の瑕疵について熱心に確認をされる購入希望者の方もいらっしゃいますので、売主の方ご自身がきちんと把握をしておくことが大切です。

内覧時に売主の方が把握をしていない瑕疵が多く見つかったのでは、購入希望者の方も大きな不安を感じてしまいます。

こういった事態を防ぐためにも、売却前に瑕疵について調査をすることが大切です。

瑕疵が多くある不動産でも、売主の方がそれを把握しているかどうかで購入希望者の方が受ける印象は大きく異なります。

中にはリフォームをする前提で中古の不動産を購入される方もいらっしゃいますので、あまりにも大きな瑕疵でなければ気にされないこともあります。

しかし、リフォーム目的の方も、未発見の瑕疵があまりにも多ければ不安に感じてしまいます。

また、瑕疵は建物などの欠陥だけを指す訳ではありません。

治安の悪い地域や近隣の環境がよくない時にも、それが瑕疵となることがあります。

こちらも購入希望者の方に伝える必要がありますので、ご自身ではあまり気にならない点であっても注意が必要です。

周辺の環境に問題があるのでは、それを解決できないことも多いです。

不動産を売却する前に、一度周辺の環境などについても確認をするほうがいいかもしれません。

全ての質問に快く対応すること

不動産を売却するということは、購入希望者の方は売主の方のお客様といえます。

特に不動産は高額の取引となりますので、お互いに納得がいく状態での売買が望ましいです。

そのような時に売主の方の対応が不十分であれば、購入希望者の方も不安を覚えてしまいます。

これは内覧時にも同様のことがいえ、買主の方に快く対応をする必要があります。

時には購入希望者の方から不快に感じる質問があることもありますので、そのような時にも快く対応をすることが大切です。

不動産の購入希望者の方も十人十色であり、毎回同じような方と接する訳ではありません。

不動産のような高額な物では、購入希望者の方も慎重になっておりますし、思わぬ質問があることも多いです。

そのような時に不快な態度を見せては、購入希望者の方もいい気はしません。

中には冷やかしやクレーマーの方もいらっしゃいますが、その時にも感情的にならないように注意が必要です。

相手の方が冷やかしやクレーマーであれば、わざと嫌な質問をされることも多いです。

そういった方に対しても対処方法を考えておき、不快な態度を出さないようにしましょう。

常に誠意ある対応で上手く不動産をアピールするには、やはり事前に練習をしておくことが大切です。

信頼ができない売主の方であると思われてしまっては、それだけで購入候補から外れることもあります。

多くの購入希望者の方は誠意があり、対応がしっかりとしている方に好感を覚えます。

また、内覧の対応をしっかりとするためには、正確に質問に返答し、情報の伝え方を工夫することも大切です。

不動産を売りたくても長期間売れない原因と解決策」の記事にあります「提示をするべき情報について」の項目の内容は、多くの購入希望者の方が気にかける点です。

上記の内容は、より正確に答えられるようにしておくことが望ましいです。

伝え方にも工夫をする必要があり、少し言い方を変えるだけでも印象が異なることもあります。

例えば売却理由の伝え方も、工夫をするだけで印象が異なります。
(お手数をお掛け致しますが、こちらは「不動産の主な売却理由とそれぞれの理由の効果的な伝え方」の記事をご覧ください)

また、周辺の環境や不動産の間取りなども、殆どの購入希望者の方が気にかける点です。

これらの情報は口頭で伝えても問題はありませんが、地図や間取り図の資料などを作成することでより情報を伝えやすくなります。

そこに購入希望者の方が気にかける点を前もって記載しておくことで、お互いに負担を減らすこともできます。

これは「不動産の主な売却理由とそれぞれの理由の効果的な伝え方」の記事にあります「全てに共通をする対策」の項目にて触れておりますので、お手数をお掛け致しますがそちらをご覧ください。

上記のことを意識するだけで情報が伝えやすくなりますので、ご自身で工夫をして情報を伝えてみてください。

内覧前に意識する清掃のポイント

内覧前には、不動産を綺麗に清掃することが大切です。

隅々まで清掃と整理整頓を行わないと、不動産の印象も悪くなってしまいます。

内覧のお申し込みはいつあるか分かりませんので、売却前から買主の方が見つかるまでは気を抜かないようにしましょう。

特に意識が必要な清掃のポイントは、下記の点となります。

【内覧前に意識する清掃のポイント】

これらの点が重要となる理由につきましては、順次ご説明致します。

なお、清掃などではどうしようもない不動産である場合はリフォームなども視野に入れる必要があり、そのことにつきましては「不動産売却時にリフォームをした場合のメリットとデメリット」の記事にて触れております。

リフォームをお考えの方は、お手数をお掛け致しますが、併せて上記の記事をご覧ください。

玄関は明るく綺麗にすること

不動産を見学する時には、まず玄関を通ることになります。

この玄関が汚く散らかっている状態では、最初から印象が悪くなります。

玄関は靴などを置く場所でもありますので、散らかりやすい場所です。

特に多くの靴を所有されている方は、注意が必要な場所といえます。

靴が散乱をして汚い状態ですと、玄関自体も狭く見えてしまいます。

多くの靴があっても整理整頓をして綺麗な印象であればいいのですが、そうでなければ対策が必要です。

収納スペースが少なく、どうしても多くの靴が外に散乱をするようであれば、整理整頓をして広く綺麗に見える置き方にするようにしてください。

居住中に売却をするのであれば玄関に靴が散乱をすることも多いため、より注意が必要です。

靴以外にも小物などが多く置かれている時には、それらも邪魔にならないようにしておきましょう。

全体の砂埃やホコリ、ドアノブの細かい汚れも綺麗にし、内覧の前後には人が出入りしますので、特に念入りに清掃をする必要があります。

清掃と整理整頓をした後には、玄関全体を明るくする必要もあります。

不動産に入ったとたんに暗い状態では、あまりいい印象を持たれない購入希望者の方が多いです。

光を遮っている原因があればそれを取り除き、照明が暗いのであれば電球を変えるなどの対策が有効です。

玄関に大きな窓がある際には、カーテンを開けておくことも忘れないでください。

室内は広く綺麗にすること

玄関を進みますと、次は各お部屋を見て回ることになります。

こちらも玄関の時と同様に、明るく広く見せるように工夫をする必要があります。

常にカーテンは開けておき、室内が広く見えるように整理整頓をすることが大切です。

ホコリや汚れなども綺麗に清掃をして、衛生的な印象を持てる不動産にしましょう。

全体的に室内が暗くて散らかっており、不衛生な印象の不動産は、購入を控えられる可能性が高いです。

購入希望者の方は細かい部分まで見学をする方も多くいらっしゃいますので、簡単に見えない点にも気を遣わなくてはいけません。

居住用不動産では、リビングや個々のお部屋は毎日使用をする大切な場所です。

これらの場所にホコリや髪の毛などが大量にありますと、不衛生な印象を覚えられてしまいます。

内覧中に多少は汚れることがあっても、それ以外での汚れが目立つようでは不衛生とみなされます。

不衛生な不動産に大きな嫌悪を覚える方もいらっしゃいますので、常に綺麗な状態を保てるように注意が必要です。

お忙しい方やご事情のある方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方もできる限り内覧の前と後には念入りにこれらの点をご確認ください。

水回りは衛生的にすること

購入希望者の方は、細かく不動産を確認されることが多いです。

その時によく確認される中の1つが、キッチン、トイレ、洗面台、浴室などの水回りです。

これらの場所が不衛生であれば、購入希望者の方も衛生的な印象を覚えません。

水回りは水垢や汚れによるヌメリ、カビなどがあることが殆どです。

売主の方が綺麗にしているつもりでも、見えないところに思わぬ汚れがあることもあります。

全体的に見れば綺麗であっても、より細かい部分まで気を遣うことが大切です。

浴室に換気扇がある方は、そちらも掃除をする必要がありますし、排水溝も気にかけておかなくてはいけません。

こういった点を熱心に見られる購入希望者の方もいらっしゃいますので、内覧前に全ての点を清掃する必要があります。

内覧でそれらの場所を隠すことは難しいですし、見て欲しくないという態度が表に出てしまっては、購入希望者の方も不快な印象を覚えかねません。

ご自身での清掃が難しいようでしたら、専門の業者に依頼をするのもいいかもしれません。

バルコニーにも気を遣うこと

売却をする不動産によっては、バルコニーやベランダがあります。

これらの場所は物置となっていたり清掃ができていなかったりする売主の方もいらっしゃるようですが、それでは購入希望者の方が念入りに確認をできません。

バルコニーやベランダは、購入希望者の方も確認をされる方が多いです。

購入した後、これらの場所をくつろぎの場とされる方もいらっしゃいますので、内覧に備えて準備をしておきましょう。

綺麗に清掃をして、隅々まで見学ができるようにするほうが好印象です。

既に物置となっており物の移動が難しい時には、できる限り収納スペースを狭くして、清掃をしておいてください。

荷物が散らかってスペースを圧迫していれば、見学をすることは難しいです。

ご事情により物置にせざるを得ない場合には、資料にまとめるなどして情報を伝えてみてください。

見学ができない場所も、売主の方が情報を伝えるだけで印象が異なります。

バルコニーやベランダには洗濯物を干すこともあるため、そのような時の使い勝手も伝えておくと喜ばれるかもしれません。

売主の方が気になる点や、必要と思われる情報は、できる限り伝えるほうが無難です。

細かく臭いに注意すること

皆様は他の家に行った時に、ご自身の家とは異なる臭いを感じたことがありますでしょうか?

おそらく多くの方はその経験があるかと思いますが、ご自身の自宅などの臭いには鈍感になってしまっている方が多いです。

例え同じ不動産であっても、使用をする方によって臭いは異なります。

その不動産に居住をされている方は、臭いに慣れてしまっている状態ですので、より売却時にはそこを意識しなくてはいけません。

売主の方は気にならなくても、他の方には不快に感じられる臭いもあります。

香水や芳香剤の香りも注意が必要ですので、売却前には注意をしてください。

定期的に室内は喚起し、内覧前には特に注意が必要です。

トイレや水回りなども、臭いが気になりやすい場所です。

殆ど毎日使用をする場所でもありますので、これらの場所に不快な臭いがあれば購入を控える原因にもなります。

不快な臭いがある=不衛生とみなされることも多いため、注意をしましょう。

ご自身での対策が難しいようでしたら、専門の方に相談をするほうがいいかもしれません。

多少お金がかかってしまっても、不快な臭いがなくなるほうが有利となることもありますので、ここは状況に合わせて選択をしてください。

内覧の立ち会い方の2つのコツ

内覧に立ち会う際には、ただその場にいればいい訳ではありません。

対応次第では、内覧に立ち会うことが不利となることもあります。

内覧に立ち会うメリットを最大限に生かすためには、売主の方も工夫が必要となります。

内覧時のコツは、主に下記の2点が挙げられます。

【内覧の立ち会い方の2つのコツ】

購入希望者の方によって異なる点ではありますが、これらが重要となります。

下記より上記の詳しい内容について記載をしておりますので、参考にしてください。

内覧の立ち会い方を考えること

内覧時に売主の方が立ち会いますと、それだけで見学をし辛くなる購入希望者の方がいらっしゃいます。

これはまだその不動産を使用中であってもなくてもいえることなのですが、必要以上に売主の方が購入希望者の方に関わらないほうがいいこともあります。

購入希望者の方が行く場所全てに付いていき、見学をしている姿をずっと見続けるのは、購入希望者の方にとってストレスとなることも多いです。

こういった場合には、売主の方も購入希望者の方に気を遣うことが大切です。

一定の期間売主の方は他の場所で時間を潰しておき、購入希望者の方が一通り不動産を確認できましたら合流をして、質問に答えるというスタイルもいいかもしれません。

ただし、購入希望者の方の中には、売主の方に見学中の場所の質問をしながら見て回りたいと思われる方もいらっしゃいます。

そういった方に対しては、売主の方がその場にいないのでは、すぐに返答をすることができません。

場合によっては無関心な方と思われることもあり、そう思われますと購入希望者の方も質問をし辛くなってしまいます。

ここを見定めるのが難しい方は、内覧前に不動産会社の方に相談をしてみてください。

不動産会社の方と話し合いをしておくことで、より内覧時に対応をしやすくなります。

内覧時に質問の多い点は、改めて資料を作成することで内覧時の対応も変わってきます。

直接質問をするより資料を見るほうがいいと思われる方もいらっしゃいますので、多くの方に対応をできるようにすることが大切です。

押し売りをしないようにすること

内覧に立ち会う際には、売主の方も購入希望者の方と接する機会が増えます。

売主の方が購入希望者の方と会話をすることも多くなりますので、不動産の宣伝もご自身で行うことがあります。

宣伝をする時には不動産のメリットを伝えることが大切ですが、あまりにもアピールをし過ぎないことも大切です。

あまりにもメリットばかりを強くアピールしますと、押し売りのような感覚を覚える方もいらっしゃいます。

変にメリットばかりを押してくる物に不安感を覚える方もいらっしゃいますので、適度にメリットを伝えられるように工夫が必要です。

購入希望者の方によって重視する点は異なり、魅力的に感じるポイントも様々です。

売主の方が最大のメリットと思われている点でも、購入希望者の方にとってはあまりメリットを感じられないこともあります。

そのような点を強く押しても、購入希望者の方にとってはそこまで有益な情報とはいえません。

大切なのは購入希望者の方が求めている情報をしっかりと伝えた上で、他のメリットもきちんと伝えることです。

押し売りのように強い宣伝に弱い方もいらっしゃいますが、不動産の売買では大きなお金が動きます。

その影響で多くの方はいつもよりも慎重に行動をしておりますので、不審な点があればそれだけで不利となりやすいです。

内覧に立ち会う際には、この点も意識をしてみてください。

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